次回展示会のお知らせ。 |
「九谷毛筆細字技法」とは、主に和歌などの古典文学を
極細の毛筆で磁器に描き込む技法です。
明治以降、九谷焼の繊細な絵付けに見合う表現として
石川県の南部地方で独自に発展してきました。
現在まで一世紀以上に亘り、
田村家に一子相伝の技法として受け継がれています。
萬葉集や、古今集など古典文学の世界をテーマに、
九谷焼の釉薬特有の色の多様さ、
鮮やかさを合わせて楽しんでいただけるような、
作品づくりを目指しています。
細字技法は繊細な技法でありますが、
小さいながらも四季や、恋、寿ぎなど
それぞれの物語が詰まった作品になるよう心がけています。
田村星都